
三井ホーム株式会社と銘建工業株式会社は、直交集成板(CLT)を活用した遮音床構造を共同で開発し、2026年7月3日付で特許を出願しました。
高い遮音性能と薄型化を両立させた今回の技術により、これまで難しかった最高高さ10m以下の規制エリアでの木造4階建て住宅の実現可能性が広がります。
高さ制限が阻んできた木造中層化
脱炭素社会の実現や国産木材の利用拡大への関心を背景に、木造建築への注目が高まっています。しかし都市計画法による高さ制限や、建築基準法が定める居室の平均天井高の規定などが壁となり、最高高さ10m以下のエリアでは木造3階建てが事実上の限界とされてきました。
上階の床から下階の天井までを含めた遮音床構造の厚みが、通常500mm程度に達してしまうことが大きな要因です。集合住宅では上下階の生活音を遮る性能が欠かせない一方で、その分だけ各階の天井高が圧迫され、階数を増やすほど建物全体の高さが規制値を超えやすくなるという構造的な課題を抱えていました。
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