オガサワラカワラヒワは小笠原諸島のみに生息し、野生での絶滅の危険性が極めて高いとされている鳥です。本種の生息域外保全の一環として、恩賜上野動物園(園長 福田豊)や父島施設において飼育繁殖に取り組んでいます。
このたび上野動物園では、昨年飼育下で生まれたオガサワラカワラヒワ同士がペアとなって繁殖し、3羽のヒナが巣立っています。野生での絶滅の危険性が高い種において、このように飼育下で複数世代に渡る繁殖ができることは、個体数を増やし絶滅を回避するために非常に重要です。
1.経緯
上野動物園では、オガサワラカワラヒワの保全に貢献するため、近縁種での飼育繁殖技術の開発や普及啓発等に取り組んできました。2025年3月には父島内の施設から野生由来のオガサワラカワラヒワ2羽を受け入れて飼育繁殖に取り組み、2025年7月に2羽のヒナが巣立ちました。父島の施設では同年6~7月に計4羽が巣立っています。
その後、2025年10月に父島の施設から上野動物園へ2羽を移動し、2026年は新たなペアでの繁殖に取り組んでいました。
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