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自動運航船(MASS)等の安全基準が策定されました~国際海事機関(IMO)第111回海上安全委員会(MSC 111)の開催結果概要~

 2026年5月13日から22日にかけ、国際海事機関(IMO)の第111回海上安全委員会(MSC 111)が開催されました。今次会合では、イランに対して湾岸諸国等への攻撃の停止とホルムズ海峡封鎖の解除を要求することを決議されたほか、自動運航船(MASS)の安全基準や代替燃料船の安全基準及び船員訓練に関する基準等が策定されました。

1.ペルシャ湾における航行の自由の確保と船舶の安全な避難に向けた取組
 イランに対して湾岸諸国等への攻撃の停止とホルムズ海峡封鎖の解除を要求することを決議しました。また、IMO加盟国に対して、ペルシャ湾内に閉じ込められている商船を安全な場所へ避難させるためのIMO事務局長の取組を支持することや、航行の自由の確保を様々な国連機関に対して求めていくことを要請しました。

2.自動運航船(MASS)の安全基準の策定
 2017年のMSC 98から審議が開始され、我が国も基準作成に積極的に参画してきた自動運航船の安全基準であるMASSコードが策定されました。
 本コードは、ヒューマンエラーの低減による海難事故の防止や、船員の労働環境の改善を目的として策定されたものであり、MASSの安全な設計、運用及び管理のための国際的な基準を初めて体系的に示すものです。本コードは、当面の間、非義務的に運用されて経験を蓄積した後、2032年の義務化に向けた議論が始まる予定です。
 MASSコードの策定により、MASSに求められる基本的な機能やMASS特有の安全基準が示されたことで、今後、国際的な共通認識のもとMASSの実証と社会実装が大きく前進することが期待されます。

3.代替燃料船の安全や船員訓練に関する基準の策定
 温室効果ガス排出削減に向けて水素やアンモニアをはじめとする重油に代わる代替燃料を使用する船舶の開発・導入が進展していることを踏まえ、水素を燃料とする船舶の安全基準、貨物のアンモニアを燃料とする船舶の安全基準及びアンモニアやメタノール・エタノールを燃料とする船舶に乗り組む船員の訓練に関する基準が策定されました。これにより、代替燃料船の安全基準及び運用体制の整備が一層進展することが期待されます。
 なお、アンモニアを燃料とする船舶の安全基準は2024年のMSC 109にて策定済です。

 上記事項の詳細やその他の審議事項は別紙をご参照ください。
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国土交通省は、国土の総合的かつ体系的な利用、開発および保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、気象業務の発展並びに海上の安全および治安の確保などを担う官庁です。 中央省庁等改革の一環として、2001年1月6日に、旧4省庁(北海道開発庁、国土庁、運輸及び建設省)を母体として設置されました。より良い行政サービスの提供を目指し、総合的な国土交通政策を展開していくこととしています。

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