環境省は、「(仮称)三次市糸井太陽光発電事業 環境影響評価準備書」(パシフィコ・エナジー富士三次合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)対象事業実施区域周辺に複数の福祉施設及び住居が存在し、建設機械の稼働に伴う騒音の予測値が現況値から大きく増加するため、発生源対策、工事工程の調整等の環境保全措置を実施し、騒音による生活環境への影響を回避又は極力低減すること
(2)対象事業実施区域内に国内希少野生動植物種であるアキサンショウウオが生息及び繁殖していることから、「止水性サンショウウオ類の保全の手引き」及び専門家等の助言を踏まえ、アキサンショウウオが生息している樹林の伐採の回避を検討すること。やむを得ず、アキサンショウウオを移殖する場合は、事後調査を実施し、生息及び繁殖状況が悪化した場合には追加的な環境保全措置を実施すること
(3)大規模な太陽電池設備の設置が計画されていることから、環境配慮設計がなされた太陽光パネルの導入及び長期間の使用に努めること。また、太陽電池発電設備の処分の際、可能な限りリユースするとともに、やむを得ず廃棄物となるものは有害物質の含有状況を把握した上で、可能な限りリサイクルをすること。加えて、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の趣旨に鑑み、将来の解体・撤去、廃棄物の適正処理等に要する費用を計画的に確保すること。その際、太陽電池廃棄物の再資源化等の推進に関する法律の趣旨に鑑み、リサイクルに要する費用の確保に努めること
等を求めている
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